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​ゲルとの出会いと想い

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ユルト ゲル工房代表 高橋哲生

 

日本の住宅事情に息苦しいものを感じていたころ、友人がゲルを輸入し、建てるのを手伝ったことをきっかけに、ゲルと出会いました。20年以上前のことです。


ゲルが出来上がり、中に入ったときに、シンプルな作り方からは想像できないほどのゲルの構造の美しさ・機能性・機動性、すべてに衝撃を受け、一瞬で魅了されました。

 

「自分でもゲルを作れるかもしれない、いや作ってみたい」と衝動にかられ、当時日本ではほとんどいなかったゲルを制作したことのある家具職人さんの工房に図面を持ち込み、ゲル製作を始めることになりました。

試行錯誤を重ね、2007年より日本各地やイベントで自身のゲルを製作し、建て始めました。
九十九里浜の強風吹く砂浜、台風直下の音楽イベント、スキー場の吹き下がりの風、約15年間様々な場所、シチュエーションでゲルを建てたことにより、ゲルの仕組みの強靭さ、構造の強さをより体感、実感し、それをさらに自分の制作するゲルに落とし込み、日本の風土や気候に合ったゲルを作るべく、製作と改良を続けてきました。

 

2021年に大きな転機が訪れました。ある施主様からガラス面があるゲルの製作をしたいと依頼されたのです。それは私が長年構想していたもので、ゲルはここで新しい段階へと進みました。私の構想はこの施主様の依頼により具現化できたのです。

私のゲルは自然の中に建てられることがほとんどです。ガラス面があるゲルはそういった場所の魅力をさらに高めてくれます。ガラス面のあるゲルは非常に好評で、結果として2022年のこれまでに北海道から九州まで全国に約24基のゲルを建設することができました。

現在は山梨県に工房を構え、ゲルのプランニングから設計、木材加工はハンドメイドで行い、現地での施工も私自身がすべて関わり行っています。

チンギスハーンは直径15mのゲルを移動要塞として使っていたという話もあります。現在建てた中では直径9mのゲルが最大ですが、直径15mくらいのゲルを作ってみたいと思っています。

また、キッチンや水場をゲルに接続し住居としても成立するようなゲルも構想しています。太陽光発電や川の水を取り入れカーボンニュートラルなゲルを建てることも構想の一つです。

ゲルは同じようなパーツが同じように並んだシンメトリーでシンプルな構造ながら、モンゴルの草原の強風にも耐える非常に風に強い構造です。

日本の建物から見れば非常に不思議な構造体。ゲルを建て始めた当初は、大工さんからは「いつ倒れるか分からないようなこんな建物は建てられない」と言われたこともあります。
しかし近年では、私が建てた改良型ゲルを大工さんが見て、これはしっかりしている、揺らがない と言われました。ゲルは生まれてから1000年経った今でも非常にポテンシャルが高く、いまだに非常に可能性を感じていて、日々わくわくしながら製作に取り組んでいます。

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Yurt ゲルの特徴

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ひろびろとした室内空間

  ユルト ゲル工房のゲルは壁の高さが2.1m あり、建物内の柱がないため、ひろびろとした室内空間が確保できます。(一般的なゲルは壁の高さが1.5mほど。また中央に柱があります。)

ドームテントは壁に近いほど壁が低くかがむ必要があるものも。

しかしゲルはかがむことなく、端まで空間を広く使え、ドアの設置や、ガラス窓の設置、はしに背の高い棚やテーブル等を置くことが可能です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ガラス張りの窓で恒久的に明るく開放的

日本でユルト ゲル工房だけの仕様。ガラス張りの窓を設置可能です。一般的には透明なビニールシートを張っているゲルやドームテントが多いですりますがガラス窓であることによって外の景色がよりクリアに見え、また風でばたつくこともなく静かです。劣化することもなく恒久的に明るく開放的です。外に見える自然との一体感はすばらしく、利用された方の心に残る素晴らしい空間となります。

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ドームテントとゲルを比較すると、同じ床面積でもゲルのほうが広い空間を確保できることが分かります

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天井から降り注ぐ自然の光

天井の中心部分にはアクリルドームを設置しています。昼は自然の光を取り込み、夜は星空が鑑賞できます。

骨組みは自然素材 

 骨組みはすべてハンドクラフトで加工した木材を使用。

 木に包み込まれているかような、ぬくもりのある空間です。

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断熱材を使用

  断熱材(オプション)を使用すれば、夏や冬の気候が厳しい地域でも快適に過ごしていただくことができます。
 また窓の設置や、ドアを2 つ設置することで、風通しを確保できます。

​エアコンや薪ストーブの設置も可能で快適に過ごす工夫が可能です。

柔軟な広さ

 標準サイズはいくつか決まっていますが、土地の広さに合わせて柔軟にゲルのサイズを変えることも可能です。ハンドクラフトならではの特徴といえるでしょう。

 

心のこもったゲルづくり

 現在でもゲル制作は高橋を中心に少人数で行っています。お客様の夢や希望をお伺いしコミュニケーションを取りながら、世界にひとつだけのゲルを心をこめて作ります。

 

 

ゲルの特徴
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